みのわBASE|建築事例|公共施設|床タイル

2024年6月9日日曜日

PROJECT

 
 
 
イタリア希少石の意匠を追求したタイル「セロⅡ」が使われたのは、長野県上伊那郡・箕輪町の「みのわBASE」。防災拠点としてのみならず、多世代にわたるコミュニティの場としても利用することができる防災交流施設です。全体的にモノトーンカラーで、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
 
 
外装の床部分一帯にセロⅡのD43色が使用されています。ダイナミックで個性的な柄を有しながらも、グレーのシンプルな色合いと、外壁との調和により、フォーマルさと親しみやすさを両立した空間に仕上がっています。小ぶりな植栽もセロⅡと相性抜群。より豊かな表情を見せる外装になっています。

 
他素材と上手く合わせることで、セロⅡは魅力を増し、より奥深い印象を与えます。イタリアの希少石「チェッポ・ディ・グレ」を追求した意匠が特別感を醸し出しながらも、全面ガラス張りによる見通しの良さや開放感、また天井や内装の木材がもたらす温かみにより、入りやすさを損なわないまま。バランスの良い空間を創り上げています。

 
内装部分にも同じくD43色が施工されています。暖色の照明や木材、家具に包まれたことで、温かなニュアンスを帯びた雰囲気に。同じタイルを使っていても、周りの部材や空間全体のテイストなどにより、与える印象が変わってくるということが見て取れます。トータルコーディネートの意識が肝要になると言えるでしょう。





街並みに焼き物の「強さ」と「美しさ」を。