大判タイルで創る浴室|建築事例|温泉|宿泊施設|タイル

2024年8月6日火曜日

FEATURE PROJECT


アイコットリョーワのタイルは、外壁や屋外床としてだけではなく、ホテルなどの浴室にも使用していただいています。コストは比較的控えめながらも、天然石と遜色ない意匠により、浴室らしく爽やかで美しい空間に。

今回は、大分県は別府市から2件の温泉施設/宿泊施設をご紹介いたします。旅行される方は、もしかするとご利用になるかもしれませんし、そうでなくとも、訪れたホテルや旅館の浴室には、タイルが使われているかもしれません。そんな少し変わった視点で、入浴時間を楽しまれては如何でしょうか?


■グランシア別府鉄輪|IN630/D92



大分県別府市の「グランシア別府鉄輪」は、「九州エリアでも希少な客室内温泉・地獄蒸し付グランピング施設」(公式HPより引用)。その温泉浴室の1つに、「イオニア」をご使用いただいています。スレート石のダイナミックで華やかな意匠を表現した、その自然な揺らぎが魅力のタイルです。色はベージュのD92番。



浴槽全体から壁の下部に至るまで張られていますが、シンプルすぎず、
くどすぎず、絶妙な塩梅で空間を彩っています。床や壁の木材が持つあたたかな印象にも調和し、温泉部屋にふさわしい上質な雰囲気を呈しています。

上記の公式HPの「客室温泉」ページでは、お湯で満たされた状態も見ることができます。より実際の光景に近い写真もぜひご覧ください。





■AMANE RESORT SEIKAI|UG-447/D52

大分県別府市の上人ケ浜温泉「AMANE RESORT SEIKAI(潮騒の宿 晴海)」は、展望大浴場、水平線とひとつになる露天風呂を備えた温泉リゾート旅館です(公式HPより引用)。こちらの旅館では、お部屋の浴室に「アーバングランド」をご使用いただいています。色番は「スチュワート」と共通のD52番。大胆かつ上品なバーリントンストーンの趣きを追求し、空間に静謐さと重厚感をもたらします。



壁の全面に張られていますが、海景を切り取るかのような窓からの眺めを損なうことなく、シックながらも印象的な空間を演出。海岸をイメージさせるような天然石の意匠が、海景とよく馴染んでいます。あたたかな照明にもよくマッチして、空間全体が完成されています。







温泉といえば様々な成分が含まれていますが、焼き物ならではの強さを持つタイルなら、劣化の心配は不要。また、浴室×タイルといえば、モザイクタイルを連想する方も多いかもしれませんが、現在では、これ程格好良いタイルの浴室を創り上げることができます。タイルが進化を続けている証ですね。


街並みに焼き物の「強さ」と「美しさ」を。